今日は歯ぎしりによる歯への負担についてお話します。
まず、歯ぎしりってなんなのか?
歯ぎしりは無意識のうちや、寝ているときに歯と歯をギリギリ擦り合わせている状態をいいます。場合によっては嫌な音をたてることもあります。無意識のうちにしている歯ぎしりですが、このとき知らずしらずのうちにとても強い力がかかっています。
一般的には人が噛みこむ力の強さは、自分の体重ぐらいの力だと言われているのですが、人によっては何百キロ以上になる人もいるといわれているのです。す、すごすぎる…
寝ているときの歯ぎしりには種類かあり、食いしばりやカチカチと音をたてるタッピングなどが習癖としてあります。
ではなぜ歯ぎしりをしてしまうのか?
原因ははっきりとは解明していませんが、精神的または肉体的なストレスの関与から歯ぎしりをするといわれています。ただこの寝ているときの歯ぎしりはストレスを発散させる働きもあるので一丸に悪いとは言えないのですよ(^^)
しかし、歯ぎしりによる悪い影響があるのも確かなのです。その影響についてがこちら↓
①強い力がかかることで知覚過敏の原因に繋がる
②歯にヒビが入る、もしくは割れてしまう
③治療した銀歯などの補綴物がとれてしまう
④歯がすり減り、最悪神経が露髄し神経が死んでしまう場合もある
⑤歯を支えている周辺の骨が吸収されて歯周病が進行する
⑥顎関節症の原因となる
など様々な悪影響を及ぼします。
歯ぎしりかぁ…自分は一人で寝ているし歯ぎしりをしているのかわからないんだけど、どうすればわかるのかな?と思っている方はこんな症状はありませんか?
・犬歯は本来尖っている形態なのですが、真っ平(水平)になっている
・頬っぺたの内側に白い線のような跡がついている
・舌の脇腹(左右)にデコボコとした跡がついている
・起床した時に顎が疲れている、だるい感じがある
このような症状が当てはまる場合は歯ぎしりをしているかもしれません。
ではどういった対処法があるのか?
それはズバリ睡眠時につけておくマウスピース(ナイトガード)を作る☝です。
歯科医院で保険適用になりますので、高くはありません😊
歯科医院で粘土のような材料を使い歯に型取りをおこないます。自分に合った歯の形のマウスピースが簡単に作れるのです。
慣れないマウスピースを使用することで、寝苦しく外してしまう。結局使わないでいるなんて方もいるかもしれませんが、歯を守るためにはとても大切な行動です。慣れるまでがしんどいですが、慣れたらなんなく使えるので諦めないでほしいな( ˘•ω•˘ )
気になった方は、気軽に歯医者さんに相談してみてください(^^)/
コメント